1. はじめに|塗料選びは「どこに塗るか」が一番大事!
外壁や屋根の塗装を考えるとき、多くの人が最初に悩むのが「どんな塗料を選べばいいの?」という点ですよね。
「とにかく長持ちする塗料がいい」
「室内だからにおいが少ないほうがいい」
「DIYで気軽に塗ってみたい」
──など、希望や目的は人それぞれです。
でも実は、塗料選びでいちばん大事なのは、「どこに塗るのか?」ということなんです。
たとえば、屋根と外壁では太陽や雨風の当たり方が違いますし、室内や門扉などでは求められる耐久性や安全性もまったく違ってきます。
つまり、塗る場所によって「選ぶべき塗料」も変わるんです。
この記事では、堺市で数多くの塗装現場を見てきたプロの視点から、「場所別におすすめの塗料」や「選び方のポイント」をわかりやすくご紹介します。
「これから塗装を考えているけど、どんな塗料が合うのかよく分からない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
2. 外壁におすすめの塗料は?耐久性と防水性がカギ!
外壁は、毎日強い日差しや雨風にさらされている「おうちの顔」。だからこそ、しっかり守ってくれる塗料選びがとても大切です。
おすすめなのは、プロも多く使っている 「油性塗料(2液型)」。
この塗料は、使う直前に“主剤”と“硬化剤”という2つの材料を混ぜてつくるタイプで、乾くと非常に強くて長持ちする塗膜ができます。
特に、堺市のように海が近く湿気も多い地域では、塗料に「防水性」や「防カビ性」があるかどうかが重要なポイント。
外壁用には、シリコン塗料やフッ素塗料といった、紫外線や雨に強いタイプを選ぶと安心です。
💡POINT
外壁は頻繁に塗り替える場所ではないので、多少コストがかかっても“長くもつ塗料”を選んだ方が、結果的にお得になるケースが多いですよ!
「塗る回数が少なくて済む」=メンテナンスの手間も費用も減る、ということ。外壁には“長持ちする”塗料がベストです!
3. 屋根におすすめの塗料は?|紫外線と熱に強い「遮熱塗料」がカギ!
外壁よりもさらに過酷な環境にさらされているのが「屋根」です。真夏の直射日光、台風の強風、冬の冷気や雨・雪など、1年中ダメージを受け続ける場所だからこそ、屋根用の塗料は「耐久性+遮熱性」が超重要になります。
✅ おすすめは「遮熱タイプの油性塗料」
特におすすめなのが、遮熱機能を備えた油性塗料。
これは、屋根の表面温度の上昇を抑えることで、室内の暑さ軽減やエアコン代の節約にもつながる高機能塗料です。
「遮熱シリコン塗料」や「遮熱フッ素塗料」など、耐久性の高いグレードを選ぶことで、長持ち+省エネの一石二鳥!
💡 POINT
・屋根は特に紫外線の影響を強く受けやすく、劣化が早いため、外壁よりも高耐久な塗料が必要。
・遮熱機能付きなら、暑さ対策にも効果的!
・高所での作業は危険が伴うため、プロへの依頼が基本。
堺市のように夏の暑さが厳しく、台風も多い地域では、こうした機能性塗料がしっかり活躍してくれます。自宅の屋根に合った塗料選び、まずはプロに相談してみるのがおすすめです。
4. 室内におすすめの塗料は?においの少なさと安全性が大切
室内の塗装で気になるのが「におい」や「健康への影響」です。特に、小さなお子さんがいるご家庭やペットを飼っている場合、安心して使える塗料を選びたいですよね。
そこでおすすめなのが、水性塗料です。水性塗料は、油性塗料に比べてにおいが少なく、揮発性有機化合物(VOC)の放出量も抑えられているため、室内でも安心して使えるのが特徴です。
最近では技術も進化し、水性塗料でも高い耐久性や発色の良さが期待できる製品が多数登場しています。中でも「F☆☆☆☆(フォースター)」と表示された塗料は、国が定めたホルムアルデヒドの放散量基準の中で最も安全な等級であり、住宅内でも広く使用されています。
特に以下のような場所には水性塗料が最適です👇
・子ども部屋や寝室:低刺激・低臭の塗料を使うことで安心
・キッチン周り:食べ物ににおいが移りにくく、換気も最小限でOK
・リビングなど長時間過ごす空間:空気の質を保ちやすい
💡POINT
塗料のパッケージに「低VOC」や「F☆☆☆☆」の表記があるか確認すると安心です。
5. 門扉・フェンスなど金属部分には?“サビに強い塗装”が長持ちのコツ!
門扉やフェンス、物置の扉など、金属部分は外の空気や雨風にさらされるため、時間が経つとどうしてもサビが出やすくなります。サビが進行すると見た目が悪くなるだけでなく、素材そのものが傷んでしまう原因にも。
そんな金属部分の塗装で大切なのは、「サビに強い塗料」を選ぶこと。そして、下地の処理を丁寧に行うことです。
まず、塗料は密着力が高くて防錆効果のある油性塗料がおすすめ。中でも、下塗りにエポキシ系の防錆プライマー、上塗りにウレタン系の油性塗料を使うと、金属表面にしっかり密着して、サビの再発を防ぎやすくなります。
また、塗装前にやっておきたいのが「ケレン」と呼ばれるサビ落とし作業。サビや古い塗膜をしっかり落としてから塗装することで、塗料の持ちがグッと良くなります。
💡こんな方におすすめ
・門扉やフェンスの色あせが気になってきた
・サビが出ていて見た目が悪くなってきた
・DIYで塗りたいけど、長く持たせたい
屋外の金属部は放っておくとサビがどんどん進行するので、早めの対処が肝心です。長くきれいに保ちたい方は、塗料の選び方と下地処理をしっかり意識しましょう。
6. 木部におすすめの塗料は?「屋外」と「屋内」で選び方が変わります!
木材は自然素材ゆえに、塗料の選び方がとても重要です。水分を吸ったり吐いたりする“呼吸する素材”なので、場所に合わない塗料を使うと、塗膜が割れたり、逆に木を傷めてしまうことも。
そこで大切なのは、「屋外用」と「屋内用」で塗料をきちんと使い分けることです。
✅ 屋外の木部(ウッドデッキ・フェンス・柱など)には?
→ 油性のステイン塗料やウレタン塗料がぴったり!
油性ステインは、木の内部に浸透して保護するタイプ。木目を活かした自然な仕上がりが魅力です。
ウレタン塗料は、表面にしっかりと膜を作り、紫外線や雨風から木をしっかりガード。耐久性重視の方におすすめです。
💡定期的なメンテナンスが必要ですが、木の風合いを楽しみながら長持ちさせたい方に最適!
✅ 屋内の木部(階段、家具、柱、建具など)には?
→ 水性ニスや水性ステインが使いやすくて安心!
においが少なく、扱いやすいためDIYにもぴったり。
乾燥も早く、室内作業でもストレスなく使えます。
👶 小さなお子さんやペットがいるご家庭では、「F☆☆☆☆(フォースター)」など安全性の高い水性塗料を選ぶとさらに安心です。
🌿 自然派の方に人気!
無垢材や古民家の梁など、素材の風合いを大切にしたい方には、植物由来の自然塗料(オイルフィニッシュ)もおすすめ。木が本来持つ質感をそのまま活かしつつ、適度な保護もしてくれます。
木部は場所や素材によって最適な塗料が大きく変わります。「長く美しく保つ」ためにも、用途に合った塗料選びを意識してみましょう!必要に応じて専門家に相談するのも安心ですよ。
7. まとめ|塗料は“場所”によって選び方が違います!
家のどこを塗るかによって、最適な塗料の種類は大きく変わります。最後に、塗る場所ごとにおすすめの塗料をわかりやすくまとめました。
使用場所 | おすすめ塗料の種類 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
外壁 | 油性塗料(シリコン・フッ素など) | 耐候性・防水性重視。2液型ならさらに高耐久 |
屋根 | 遮熱タイプの油性塗料 | 紫外線・熱に強く、室内の温度対策や省エネ効果もあり |
室内 | 水性塗料(低VOC・F☆☆☆☆表示のもの) | においが少なく、安全性が高い。DIYにもおすすめ |
金属部(門扉など) | 防錆タイプの油性塗料(エポキシ+ウレタン) | サビ防止には下塗りと上塗りの組み合わせが効果的 |
木部(屋外) | 油性ステイン・ウレタン塗料 | 木目を活かしながら、雨風にも強く仕上げる |
木部(屋内) | 水性ニス・水性ステイン | においが少なく、室内作業に最適。自然塗料も人気 |
おわりに|迷ったら「どこに塗るか」から考えるのが正解!
塗料選びで「結局どれがいいのか分からない…」と迷ってしまう方は少なくありません。でも、実は一番のポイントは「どこに塗るか」を最初にしっかり考えること。
そこが決まれば、あとは目的に合った塗料(においの少なさ、安全性、コスト、耐久性など)を選んでいくことで、自ずと失敗のリスクはグッと減らせます。
堺市の気候(海風・湿気・紫外線)や、地域でよく使われる塗料なども考慮しながらご提案が可能です。
「DIYで塗れるものはある?」
「この場所に塗るならどれがいい?」
そんなちょっとした疑問も、お気軽にご相談ください。
あなたの家にピッタリの塗料選び、プロが丁寧にサポートします!
堺市,松原市,高石市,富田林市で外壁塗装や屋根塗装、防水工事を承っております。
お客様のご要望に合わせた最適な塗料や施工方法をご提案し、安心してお任せいただけるよう努めています。
「どんな塗料を選べばいいかわからない」「今の外壁の状態が気になる」 そんな方は、
無料の住宅診断やお見積もりをご利用ください。
また、カラーシミュレーションもご用意しており、 塗装後のイメージを確認しながら色選びが可能です。
お気軽にご相談ください!
大阪府堺市の外壁塗装・屋根塗装はこちら
塗装現場職長として、現場全体の安全管理や進行管理、職人同士の連携強化を大切にしています。安全第一はもちろん、施工のスケジュールや品質を守るため、毎日の現場ミーティングで作業内容や注意点を確認し、チーム全体が同じ方向を向いて進めるよう心がけています。お客様の「ちゃんとやってくれている」という安心感は、現場の一体感から生まれるものだと考えています。最後まで責任を持って現場を見守ります。