■ はじめに:塗装の“長持ち”は、洗浄で決まる!
外壁塗装というと、「色を塗ること」がメインと思われがちですが、
実はその前に行う 高圧洗浄 こそが、塗装の“持ち”と“仕上がり”を大きく左右する最重要工程です。
🌧 外壁って、実はこんなに汚れている
毎日目にする外壁ですが、よく見ると…
砂ぼこりや土汚れ
雨だれ跡や排気ガスの黒ずみ
カビ・コケ・藻の付着
前回の塗装が劣化してできた白い粉(チョーキング)
など、目に見えないレベルの汚れが想像以上に付いています。
🎨 この汚れを落とさずに塗装すると…?
▶ 塗料がうまく密着せず、数年で剥がれる
▶ 表面にムラや気泡ができてしまう
▶ カビやコケが塗膜の下で再発
…せっかくお金をかけて塗装しても、本来の耐久年数より早くダメになってしまうこともあります。
■ 高圧洗浄とは?外壁を“塗れる状態”にするための下準備
外壁塗装は「ただ色を塗ればOK」ではありません。
その前に、外壁をきちんと“塗れる状態”に整えることがとても大切です。
そのために行うのが「高圧洗浄」。
💦 専用機械で一気に洗い流す!
高圧洗浄では、約12〜15MPa(メガパスカル)という強い水圧で、
外壁に付いた汚れやカビ、古い塗膜の粉(チョーキング)などを徹底的に洗い流します。
この圧力は、家庭用の高圧洗浄機(3〜5MPa程度)の数倍以上。
プロ用の強力な機材だからこそ、目に見えないレベルの汚れまで落とせるのです。
🎯 高圧洗浄をする3つの目的
1️⃣ 塗料の密着を良くするため
→ 汚れの上に塗ってしまうと、すぐに剥がれたり膨れたりしてしまいます。
2️⃣ 仕上がりを美しく保つため
→ ムラや気泡のない、均一なツヤのある外観に。
3️⃣ 塗膜の寿命を延ばすため
→ きれいな素地に塗ることで、耐久性が高まり再塗装までの期間が長くなります。
🔧「塗装は下地で決まる」と言われるほど、
高圧洗浄の丁寧さが、塗装の成功を左右するカギになります。
■ 高圧洗浄が重要な3つの理由
高圧洗浄はただの“掃除”ではありません。
塗装の仕上がり・耐久性・見た目を大きく左右する、いわば塗装の土台作りです。
① 塗料の密着性がグッと高まる
外壁にホコリや粉(チョーキング現象)が残っていると、
塗料がきちんとくっつかず、すぐに剥がれる原因になります。
特に「壁を触ると白い粉がつく」場合は要注意!
これは劣化が進んだサインなので、しっかりと洗浄してからでないと塗装の意味がなくなってしまいます。
② カビ・コケの再発を防げる
見た目がキレイに見えても、カビやコケの根っこが残っていると、
塗装後すぐにまた浮き出てくることがあります。
高圧洗浄では、こうした表面だけでなく“奥の汚れ”までしっかり除去できるため、
再発を防ぎ、美しい外壁が長持ちします。
③ 古い塗膜を落として「塗りムラ」を防ぐ
前の塗膜が劣化して浮いている状態のまま塗ると、
新しい塗料がムラになったり、早く剥がれたりしてしまいます。
高圧洗浄で弱った塗膜を事前に取り除くことで、
塗料が均一に塗れる“フラットな下地”ができ、仕上がりが美しく・長持ちするのです。
🎨 美しく、長く持つ塗装に仕上げるためには、
「洗う工程」が実は塗る工程以上に重要なのです。
■ 高圧洗浄の流れと作業時間
外壁塗装工事のスケジュールの中で、高圧洗浄は“初日のメイン作業”です。
この工程で塗装の仕上がりが左右されると言っても過言ではありません。
🔧 高圧洗浄はこうやって進みます
| 工程 | 内容 | 所要時間(目安) |
|---|---|---|
| ① 機材準備 | ご自宅の水道・電源を確認し、洗浄機のセッティングを行います。 | 約30分 |
| ② 外壁・屋根の洗浄 | 高圧の水で汚れ・コケ・カビ・古い塗膜などを徹底除去します。 | 約4〜6時間 |
| ③ 乾燥 | 洗浄後は丸1日かけてしっかり乾かします。 | 約24時間 |
| ④ 養生・塗装準備へ | 十分に乾いたのを確認し、窓や玄関の養生作業へ進みます。 | 翌日以降 |
💡 なぜ「乾燥」がそんなに大事なの?
洗ったあとの外壁がしっかり乾いていないまま塗装すると、
塗料がうまく密着せず、剥がれや膨れの原因になってしまいます。
✅ 塗装は「乾いた壁に塗る」のが鉄則!
洗浄後1日は“乾かすための日”と考えて、工事日程にゆとりを見ておくのが安心です。
■ 高圧洗浄にも種類がある!外壁の状態に合わせて使い分け
実は、高圧洗浄といっても“やり方はひとつじゃない”んです。
外壁の素材や劣化の度合いによって、最適な洗浄方法を選ぶことがとても大切です。
● 標準高圧洗浄(もっとも一般的)
水圧:12〜15MPa(約120〜150気圧)
サイディング・モルタル・窯業系などの標準的な外壁に対応
汚れ・古い塗膜をしっかり落とす強力な洗浄法
👉 新築から10年以上経過したお住まいや、塗装前の基本工程として使用されます。
● ソフト洗浄(外壁材がデリケートな場合)
水圧:8〜10MPa
劣化が進んだ外壁や、ALC・モルタルなど割れやすい素材向け
必要な汚れだけを落とし、外壁を傷めず洗浄
👉 力を入れすぎず、外壁を優しく守りながらきれいにしたいときに使います。
● バイオ洗浄(カビ・コケが気になる場合)
高圧水に専用の薬剤を併用
コケ・カビ・藻の根までしっかり除去して、再発を防止
👉 特に湿気の多い北側や、日陰・水まわり付近の外壁におすすめです。
素材と劣化に合わせた洗浄こそが、美しさと耐久性を引き出す第一歩です。
■ 高圧洗浄で失敗しないための4つの注意点
外壁塗装の前に行う高圧洗浄は、ただ水で洗うだけではありません。
洗い方やタイミングを間違えると、塗装の品質に大きな影響を与えてしまいます。
⚠ ①大雨の日の洗浄は逆効果になることも
大雨の日は洗浄効果や作業確認がしづらく、品質が落ちる可能性があるため
避けることがあります。
※小雨程度の天候であれば問題なく高圧洗浄可能です。
⚠ ② 乾燥時間をケチると“剥がれ・膨れ”の原因に
「洗ったその日に塗る」ような施工は危険です!
乾ききっていない壁に塗料を塗ると、剥がれや膨れ、ムラが起きてしまいます。
💡最低でも24時間以上の乾燥時間が必要。ここを省略する業者は要注意です。
⚠ ③ 窓の開け閉めNG!ベランダの片付けも忘れずに
洗浄中は強い水圧で水しぶきが飛びます。
窓を開けていると室内が濡れるトラブルに。
また、ベランダに物干し竿や植木鉢などがある場合も、
事前に移動・片付けをお願いしています。
⚠ ④ 家庭用の高圧洗浄機では力不足
ケルヒャーなどの家庭用では水圧が弱すぎてプロの洗浄には不向きです。
汚れが中途半端に残ったり、外壁を傷めたりする恐れがあります。
外壁をきれいにするには、専門業者のプロ用機材とノウハウが必要です。
■ 高圧洗浄を成功させるための3つのチェックポイント
外壁塗装の仕上がりは、「どれだけキレイに洗えているか」で決まると言っても過言ではありません。
そこで、高圧洗浄を確実に成功させるために押さえておきたいポイントをご紹介します。
✅ 外壁材に合わせて“水圧”を調整しているか?
モルタル・サイディング・ALCなど、外壁の素材によって適した水圧は違います。
強すぎると外壁を傷め、弱すぎると汚れが落ちません。
プロの業者は、素材ごとに水圧・ノズルを使い分け、最適な洗浄を行います。
✅ 洗浄後の「乾燥時間」をしっかり取っているか?
洗ったあとすぐに塗ってしまうと、密着不良・膨れ・剥がれの原因に。
最低でも24時間以上の乾燥時間が必要です。
焦らず、しっかり乾かすことが、塗装のもちを左右します。
✅ コケ・カビが多い外壁に「バイオ洗浄」の提案があるか?
外壁にカビ・コケが目立つ場合、水だけの洗浄では不十分です。
薬剤を使ったバイオ洗浄なら、根から除去して再発も防げます。
バイオ洗浄を使い分けられる業者は、品質へのこだわりが強い証拠です。
■ まとめ:高圧洗浄は“いい塗装”を支える土台づくり!
外壁塗装は「ただ塗ればいい」というものではありません。
実は、塗る前の高圧洗浄こそが、仕上がりや耐久性を大きく左右するとても大切な工程なんです。
高圧洗浄をしっかり行うことで、
外壁の汚れをしっかり除去
カビやコケの根までキレイに
古い塗膜を取り除き、塗料が密着しやすくなる
剥がれ・ムラを防ぎ、仕上がりが長持ち!
といった“塗料が本来の力を発揮できる状態”を作れます。
ペイントホームズでは、
外壁の素材や劣化の状態、気温・天気などを総合的に見極めながら、
その家にぴったりな洗浄方法と、しっかりとした乾燥管理を徹底しています。
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